一語一会 5回

 


「人を通じて親神様からのメッセージ」

(Sさん)



僕は教会で伏せ込みをしています。

一人ではなく、衣食住を共にする仲間もいます。

時に勇ませあったり、楽しんだり。

しかし、時にイラついたり、不足をしてしまうこともあります。

 

ある日の朝、起きて早々、僕はAさんに腹を立てました。

決して嫌なことを言われたわけではありません。

Aさんにしてみれば親切で言ったことだと思います。

ですが、僕にとっては「言われなくても今からするよ!」と思もうタイミングだったのです。


腹立ちは直ぐには治まらず、暫くしてAさんが僕の部屋に来たのですが、

相変わらず僕は「何しに来たん?」とイライラしてました。

 

寝起きということもありましたが、

後々思い返すと、心が狭かったなぁと自分でも思います。

ほんとうに恥ずかしい話です。(-_-)


 

そんな僕にAさんは「腰が痛いからおさづけをしてほしい」と言いました。

不思議とその一言で僕の腹立ちは少し治まりました。

そして、Aさんにおさづけを取り次がせていただきました。


拍手を打ち、親神様にAさんのことを願うとき、

まず自分の腹立ちを反省しなければと思いました。

すると有り難いことに、Aさんへの態度を反省したとき、

だんだんと心が落ち着いてきて、Aさんの日頃の優しさを感じることができました。

そして、気がつけば腹立ちもすっかり治まっていました。

もし、おさづけを取り次ぐことがなければ、一日中不足していたかもしれないし、

Aさんに感謝することもなかったかもしれません。そう思うと本当に有り難いことでした。


Aさんの声をかけたタイミング、

その後におさづけを僕にお願いしてきてくれたことを思うと、親神様はAさんを通して、

僕の心の尖った部分を一つ丸くしてくださったのだと感じることができました。


青年会で「かしもの・かりもの」の教理を治めることを強調されている今。

自分の身体だけでなく「自分の周りの人も親神様からのかりもの」とも、

よく聞かせていただきます。


常々、自分の周りのありとあらゆる「かしもの・かりもの」に敏感になって、

親神様からのメッセージに

しっかり気づかせてもらえるように通らせていただきたいと思います。